写真:http://www.itworld.com/article/2919325/personal-technology/website-monitoring-with-a-raspberry-pi-for-nighttime-alerts.html
ホスティングサーバを提供していたり、自分でサーバを走らせている人は常にそれらのサービス、サーバが落ちていないか監視する必要があります。
無料の監視ツールである、NagiosやZabbixを使えば、安価に実現可能ですが、なにぜ、設定が難しい。。(筆者も以前設定したことありますが、設定項目が多い!)
確かに、大きな会社ではこれらのツールを使って監視をする専門の部門があるほどなので、小さな会社や個人経営の方では時間的に厳しいものがあります。
簡易監視ツールを作って、自分のスマートフォンに通知するようにしてもよいですが、寝室に仕事の電話を置いておくと関係ないメール着信や間違い電話などで起こされる可能性もあります。いや、確実に起こされます。
そんな寝不足なシステム管理者におすすめなのがラズベリーパイを使ったこのアイデアです。
音ではなくて、光らせればいいんじゃないか
筆者もそうですが、眠りがあまり深くない人にとって、音>光です。寝ているときにたてられると、たとえ小さな音でも起きてしまいます。そこでRaspberry Pi Type Bの登場です。
最初のタスクはサイトをモニタリングするプログラムを作ることです。今回は寝室にあるラズベリーパイから死活監視をするので、インターネットから見えるサーバ限定になってしまいますが、エラー時のレスポンスを解析するロジックをいれておけば、その先のデータベースに問題があるかも監視することができます。
Raspbian(ラズビアン:ラズベリーパイ用にカスタマイズされたDebianベースのOS)をお使いならば、推奨されている、Pythonでコードを書くのがよいでしょう。
Pythonプログラムがはじめての人はGitハブに公開されているコードを参考にします
simple python website monitoring tool
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どうやって光らせるか
ラズベリーパイ自体には、出力端子はありますが、LEDランプのような出力する部品はついていません。以前に筆者がおこなったプロジェクト 『Breadboadを使ってLEDライトを光らせてみた』のように外部に出力部品をくっつける必要があります。
上記のようにブレッドボードとLEDライトの組み合わせはあまりにも無骨なので、お勧めはPibrella パイブレラ Raspberry Pi エレクトロニクス学習ボードという商品。日本だと2000円台で買えるようです。
このパイブレラは直にラズベリーパイに接続することができ、3つのLED,ブザー,プッシュボタンと無料のPythonライブラリーがついてきます。
これで必要な部品は揃いました。
さきほどGithubで入手したコードを改修して必要な処理を施します。
このプロジェクトのオーナーは下記のようにしたようです。
- monitor.pyをデーモンで動かす
- ラズパイ自身のIPを自分のメールアドレスに送る(StaticIPにすればいいのでは…?)
- 何分おきにサーバをチェックするか設定
- サーバが落ちたらメール送信とラズパイにアラート信号を返す
- アラートを受信したら、ラズパイ側でLEDを光らせ、わずかなブザー音を出す
- Pibrellaのpushボタンを押すと、ブザーとLEDがとまり、監視を1時間休止する
余計な光を消す
ラズベリーパイには電源ONや、ネットワークアクセス中のランプが点滅します。これはデフォルトです。ラズベリーパイのコンフィグファイルを変えれば、これらを光らないようにもできますが、設定をいじりたくない人は、カバーをつけて目隠しをしておきましょう。
睡眠が浅い人はわずかな光も眠りの邪魔になりますからね。
メール部分が細かく書かれていませんが、sendmailを使えば簡単に実装できると思います。
以上!
参照記事:http://www.itworld.com/article/2919325/personal-technology/website-monitoring-with-a-raspberry-pi-for-nighttime-alerts.html
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